前回、痴漢の冤罪を防止する方法を書いたのだけど、そこでとある商品を思いついたのでメモ。
実は、片手が確実に塞がっていることを証明するための方法を考えていたときに、
【取っ手と自分の手を紐か何かで結んだり縛ったりしておけば良いのではないか】
と考えたのだけど、空いた片手でそんな難しいことできないなぁ…と思って記事には載せなかった。
で、なんか便利グッズ無いかなーとネットサーフィンしてみたら、
手錠付きのカバンとか、剣道の小手とか
ピンとくるものもあったけど、決め手がない。
やはりここは、
・手のひら~手首を覆うグローブ又はプロテクターで
・握り込んだ指4本と掌底部分がドッキングされ
・ワンタッチでロックすることができる
ような製品を誰かに作ってもらう他ないと考えた。
できれば、ロックの開閉について時刻が記録されるものがよい。電車に乗ってから降りるまで、左手が開かれていないことがもっと確実に証明できるからだ。
<特許?>
さて、実は「↑で思いついた製品の特許を取ってみたらどうだろう!」と一晩ウンウン唸っていたのだけど、結局こうやって公開することにした。
というのも、まず特許というのは金がかかってしまう。
<特許のコスト>
特許庁のHPによれば、
1.特許出願に14,000円
2.1~3年めに2,100円+(請求項の数×200円)
3.しばらくしてから行う審査請求に118,000円+(請求項の数×4,000円)
という金額がかかる。弁理士さんに頼む場合には、その費用もかかる。
大体15~20万円くらいみたいだ。
要するに特許を取るにもコストがかかるわけで、僕のような一介の若手弁護士には、仕事をしながら制作→販売までこぎつけてこのコストの回収を図る能力も時間も無い。
<先行技術調査がめんどくさい>
また、せっかくアイデアがあって出願しても、先行した技術と抵触している場合には特許はとれない。
つまり、14,000円の払い損を避けるために、先行技術について調査を行うわけだが、、、これもこれでめんどくさい。依頼を受けてやるならまだしもね…。
「そもそも↑のアイデアなんてのはきっと誰かがやってるよ…」と思っているような状態で、めんどくさいお化けをやっつけるのは至難の技だ。なんてったって、
先行技術があった場合→調査した時間が無駄になる。
先行技術がなかった場合→出願は面倒だし、これからメーカーを見つけなきゃいけない。
と、いうわけで、公開してみた。
誰か↑のようなグローブを見つけたらご連絡ください。
日本のどこにもない場合には、誰か作ってくださいm(_ _)m