先日昔からの友人と飲んでいたら、お互いの仕事の話になりまして、こんな質問をされてしまいました。

友人「そういえば、何やってんの?弁護士ってのは知ってるけど、弁護士って何やるの?」

 

・・・実はこれはなかなかの難問です。

弁護士の仕事といっても色んな業務がありますし、特に私のように複数の上司からランダムに仕事を振られるタイプのアソシエイト弁護士としては、本当に色んな仕事をやっていて、一言で説明するのは難しい。

そんな中、咄嗟に私の口から出たのは・・・

「色々あるけど、基本的には“代理人”だよね。」

という回答でした。

 

伝統的な弁護士の仕事というのは、結局の所、“代理人”なんですね。

ある人とある人がトラブルになったとき、最終的な解決は裁判所で行われることになっています。裁判で決着をつけるわけですね。

 

裁判所というのは、トラブルを「法律に基づいて」解決してくれる場所です。誤解を恐れずわかりやすく言えば、「裁判所は、法律というルールに沿って公式にケンカする場所だ」ということもできます。

だから、皆さんがこの法律というルールをよく知っていれば、弁護士に頼まずに、自分で裁判所で戦うことができます。実は、「裁判をする時には、弁護士を頼まなければいけない」という法律はないのです。

でも、普通の人にとって、裁判をするというのは一生に一度あるかないかの話。ルールを知らないことが多いでしょう。

当たり前ですが、ルールを知らないで喧嘩をしたら、負ける可能性が高くなります。気づかないうちに反則負けになってしまったり、勝利に関係ない動きばかりしてしまったり。

そこで出てくるのが、私たち弁護士、ということです。

本当は、代理人業以外にもたくさん仕事はあるんですが…とりあえず今回は、これくらいで。